夜勤=辛いというイメージがあるが、夜勤の専門職である介護職の夜勤専従は、意外にも人気のある職種だ。夜勤専従の仕事内容は、利用者の方々の夕食から、翌朝の朝食までの生活介助全般だ。夜間専従を雇用することは、事業所側にもメリットが大きい。毎月のシフト作成で、夜勤の枠を組むのは最も難しい。1度の勤務で2日間の枠を使い、体力的な負担を考えて、翌日を休みにするのが一般的だからだ。フルシフトの勤務をこなす正社員ばかりでシフトを組むとなると、シフト作成が非常に難しい。夜勤専従の職員がいれば、1カ月のシフトを組みやすくなる。

介護職員の側にもメリットがある。1つめのメリットは、手当で給料がアップすることだ。夜勤専従には手当があり、日勤と比べて月給が大きくアップする。夜勤中の手当には、会社ごとの任意で付与される手当と、22時から翌朝5時までの労働時間に時給が増額される深夜割増賃金がある。メリットの2つめは、夜勤明けの時間を有効活用できることだろう。ほとんどの施設では夜勤明けの翌日は休みとなるため、勤務後に旅行やイベントに出かけることも可能である。

3つめのメリットは、出勤日数が少ないことである。1回の勤務が2日分なので、労働時間は日中の勤務者と実質それほど変わらない。だが、通勤する日は半分になるので、日勤介護職と比較すると少なく感じる。仕事をする上で一番憂鬱なのは、仕事前である。その回数が半分で済むのは精神的に大きなメリットだ。